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GOURMET 2022.07.15

唐津「たまとり」が7月1日にオープンしました!


 KARAE1階のテナント区画を対象とした、内装費1000万円支援付テナント募集にて採択された、和食ダイニング「たまとり」が2022年7月1日にオープンしました。
数々の食空間を演出してきた料理家・大塚瞳さんが世界的にも活躍するmonohanako・中里花子さんの器をつかって唐津の豊かなグルメカルチャーに新風を吹き込みます。


書道家・西本宗璽さんが手掛けた「たまとり」の看板文字

京町商店街に面したKARAEの一角にオープンした「たまとり」。店名は、京町の唐津くんちの曳山・珠取獅子より着想を得て名付けられました。看板にかかげられた「たまとり」の文字は、書道家・西本宗璽(にしもとそうじ)さんにより手掛けられたもの。なんとチャーミングな文字でしょう。

銅製のカウンター12席、立ち飲みコーナー5席の店内

 店内は、ホワイト・ブラック・ブラウンのミニマルな色調の空間に、凛とした空気が心地よく流れています。艶やかで独特の味わいのある銅製のカウンターは、お客様と料理人との間に、食を通し対話が生まれる場となるよう想いを込め設計されました。そこから軽やかで楽しく奥深い調理風景を間近に眺めることができます。


窯元の棚をオマージュしたという入口棚。さまざまな形の「白」の花子さんの器が並ぶ。

 「たまとり」で用いられる唐津焼の器は全て、monohanako・中里花子さんの作品〔※1〕。店舗内装も店主・大塚瞳さんが中里花子さんの窯元を訪れた際、二人の会話の中で生まれたアイデアをもとにデザインされたのだとか。入り口の棚は、作陶した器を乾燥させるために使う窯元の棚をオマージュしたもの。そしてカウンターの脚部分には、器を焼く際に実際に用いられていた窯板がタイルとして一面に施され、お店の随所で唐津の窯元の景色を連想させてくれます。

〔※1〕monohanako・中里花子
唐津焼作陶家の父・中里隆に陶芸を学び、2007年に故郷・唐津に自身の工房monohanakoを設立。唐津焼の技法をルーツとした、モダンなデザインの器で人気を博す。現在は、唐津とアメリカ・メイン州の二拠点に工房を構え、作陶に励む。
カウンターの脚部分に施された表情豊かな窯板のタイル

 「どちらも土から生まれてくる、農作物と陶器。唐津で生まれた食材と器の間に料理人として立ち、お店という食空間を通して、その二つを繋いでいきたい」と大塚さん。

日本料理を中心とした大皿が並ぶカウンター

 「たまとり」で提供されるのは、唐津で育まれた農産物、水産物、畜産物をバランスよく用いた日本料理。食材は料理長・伊藤真衣さんが深緑色のリトルカブ「たまとり号」で毎朝唐津のまちを駆け巡り、自ら目利きし仕入れたもの。カウンターには、季節に寄り添う健やかなお料理たちが大皿で並びます。

この日のお料理。左上から時計回りに「芝海老の唐揚げ」、「烏賊のサルサフリット」、
「冷製ちゃわんむし~とうもろこしあん~」、「旬魚の南蛮漬け~赤玉葱の甘酢漬け添え~」

 ひと手間の仕上げとともに器に丁寧に盛られたお料理たちが運ばれてくる度に、その美しさに心が弾みます。香り高い黒煎玄米茶や台湾烏龍茶のお茶をはじめ、唐津では数少ないナチュールワインなども楽しめます。お食事を堪能できるコースメニューから、お料理をつまみながらちょっと一杯を楽しむ方まで。それぞれの時間を楽しみながら、隣り合わせたお客様同士やお店の方との会話に花を咲かせるのも良いですね。その日の気分で自由な過ごし方ができるのが、このお店の嬉しいところです。

お店の名物・たまとり(鶏)

 KARAE1階にニューオープンした唐津「たまとり」。料理家・大塚瞳さんとmonohanako・中里花子さんのコラボで生まれたこのお店は、きっと唐津に新しいカルチャーをもたらしてくれるでしょう。さあ、あなたも唐津の四季をささやかに伝えてくれるお料理たちと、贅沢なひとときを過ごしてみませんか。

〇昼のお品書き:ちらし寿司/1,800円~、出汁涼麺/1,200円~ 
〇夜のお品書き:一品料理/500円~、その他コース等お客様のご予算に応じて提供
〇お飲み物:お茶/500円~、ビール・日本酒/500円~、シャンパン・ワイン/1000円~
※お品書きは2022年7月現在のもの


「たまとり」店主/大塚瞳 Profile

「訪れる度にその魅力が増していく、ここ唐津の地。KARAEに多様な人々が訪れる様子をみているうちに、このまちに新しくのびやかな風が吹いていると感じ、今回の公募での出店にチャレンジしました。『たまとり』は、私自身が唐津にこんなお店があったらいいなという想いを形にしたお店です。お店のオープンにあたり、皆さまに一番伝えたい事は、お店に気軽に遊びに来て欲しいということ。お一人でも、お友だちとご一緒でも、お店の扉をあければ、料理長の伊藤をはじめ、スタッフがとびきりの笑顔でお出迎えさせていただきます。季節と土地の文化が日常に密接している、豊かな唐津の暮らし。食べることは、明日も明後日もこれからも、誰もがずっと続けていく体験でもあります。その中で、地元の方が『好きなお洋服を着て、ちょっとお洒落をして食べに行こう』とお出掛けしてくれたり、旅人が唐津を巡る際に『良いお店をみつけたな』と新たな発見をしてくれたり。このお店で過ごす時間を通して、明日もまた頑張ろうと思えるような気持ちが生まれる場所となれば嬉しいです。唐津の商店街の一角に誕生した『たまとり』。このお店を守りながら、まちと共に成長し、地域の未来を築いていくことができたらと願っています。」

大塚 瞳 / 料理家・たまとり店主
1981年福岡県生まれ。料理上手でおもてなしを大切にする祖母や母の影響で、幼い頃から料理や客礼に興味を持つ。食べることが大好きで世界中を回って様々な味に親しみ、学ぶ。大学在学中の2004年、居心地の良い空間で過ごす食のひと時をテーマに「Life Decoration」を立ち上げる。出張料理人として、その土地の器と食材を用いた食空間の演出を数多く行う。現在は、出張料理会や食空間のプロデュースを行う他、店舗、旅館、特産品などのメニュー開発も手掛ける。自らが店主をつとめる店舗に、福岡市中央区の「台所 ようは」、中央区港の「食堂ミナトマル」、唐津「たまとり」。

新宿伊勢丹 有田焼創業400年記念料理会、小樽 旧円山圓吉邸 修築披露料理会、有田ポーセリンラボ 有田焼創業400年記念料理会、常滑(とこなめ) 吉川千香子窯 料理会、日田 SnowPeakキャンプ場でのグランピング料理会、唐津 旧大島邸 唐津焼料理会、明治維新150年幕末維新料理会 等

HITOMI OTSUKA
Instagram(@hitonme1103)


たまとり

住所
〒847-0045 佐賀県唐津市京町1783 KARAE1階
TEL
0955-73-8800
営業時間
12:00〜23:00(L.O.22:30)
※7月の店休日:7月4日(月)、10日(日)、11日(月)、19日(火)、25日(月)
SNS
Instagram(@tamatori_karatsu)
facebook(たまとり)


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