唐津焼の伝統が今なお受け継がれる唐津のまちでは、毎年ゴールデンウィークの恒例イベント
「唐津やきもん祭り」 (2025年4月29日(火祝)~5月5日(月祝))が開催されます。市内各地に点在する窯元が唐津の中心街に一堂に集う、唐津の初夏を彩る一大イベントです。
今回は、KARAEが厳選した、やきもん祭り期間中に特別企画を開催しているギャラリーや店舗をご紹介します。やきものをはじめ、建築美やアート、日本文化など五感で楽しめるスポットをピックアップ。行楽日和が続きそうなゴールデンウィーク、唐津でやきものカルチャーに浸ってみませんか?
■おススメスポット紹介「魅惑の唐津やきもの巡り」後編はコチラ!
ニューモダンなアートスポット「TOKIWAGI」× 唐津作陶家たち

KARAEから徒歩6分、大手口バスセンターから徒歩4分の大名小路にあるのは、プロダクトデザイナー・寺内ユミさんがプロデュースするコンセプトギャラリー「TOKIWAGI」。企画展やアートワークショップなどが行われる洗練されたアートスポットです。
やきもん祭り期間中は、寺内さんと唐津ゆかりの作陶家11名によるコラボ展「MISHINA×陶芸家」を開催。参加作家は秋田菫さん、飯田隼人さん、石井義久さん、「鳥巣窯」岸田匡啓さん、「由起子窯」土屋由起子さん、「三藤窯」三藤るいさん、「明賀窯」明賀亘史さん、「健太郎窯」村山健太郎さん、浜野まゆみさん、「殿山窯」矢野直人さん、「白華窯」吉永サダムさん。

寺内ユミさんがディレクションする、鉄の台と3枚の器を組み合わせたテーブルウエア”MISHINA(ミシナ)” が登場します。やきもん祭り恒例の限定企画として、毎年リピートするTOKIWAGIファンの方もいらっしゃるのだとか。 器好きの方はもちろん、インテリアや空間演出に興味がある方にもおすすめの企画です。

■イベント情報「MISHINA×陶芸家」
・会期:2025年4月29日(火祝)~5月5日(月祝)
・時間:10:00~18:00
・場所:TOKIWAGI
・内容:11名の唐津所縁の陶芸家が参加し、それぞれの個性と技が光る器が揃います
▽参加作陶家一覧
「ねむのは」秋田菫(@nemunoha)
飯田隼人(@iida_hayato_)
「義久窯」石井義久(@ishii_yoshihisa_)
「鳥巣窯」岸田匡啓(@masahiro_kishida_)
「由起子窯」土屋由起子(@tsuchiyayukiko)
「三藤窯」三藤るい(@mitohgama)
「明賀窯」明賀亘史(@myouga_gama)
「健太郎窯」村山健太郎(@kentarougama)
浜野まゆみ(@hamano_mayumi)
「殿山窯」矢野直人
「白華窯」吉永サダム(@sadamu_yoshinaga)
・作陶家在廊予定:無
■最新情報は「TOKIWAGI」のInstagramをチェック!
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古民家リノベ空間「義経の館」×「三藤窯」二人展

KARAEが面する呉服町商店街にある「義経の館」では、「三藤窯」三藤るいさんと弟弟子・明賀亘さんによる二人展を開催。女性らしい繊細さと凛とした力強さを併せ持つ三藤さんの唐津焼が、趣ある古民家の空間に映えます。
「義経の館」は120年以上の歴史を持つ古民家を3年かけてリノベーションした空間。当時の梁や土壁を生かしながら、町人町の風情を今に伝えています。静かな日本家屋でじっくりと器と向き合える、特別な時間をお過ごしください。

■イベント情報「三藤るい・明賀亘二人展」
・会期:2025年4月29日(火祝)~5月5日(月祝)
・時間:10:00~17:00 ※作陶家在廊
・場所:義経の館
■最新情報は「三藤窯」三藤るいさんのInstagramをチェック!
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登録文化財「中町Casa」×「鳥巣窯」岸田匡啓 個展

中町商店街にある「中町Casa」では、「鳥巣窯」岸田匡啓さんの個展を開催。古唐津の伝統を取り入れながら、繊細な線やモダンな表現を取り入れた注目の若手作家です。茶器や酒器の1点ものから、日常に寄り添う器まで約200点以上が勢ぞろい。さらに同じく中町Casaスペースにて、漢方健康相談や子供作家による作品のお披露目も。
会場となる「中町Casa」は、昭和初期に建てられた旧村上邸をリノベーションした和洋折衷の建物。佐賀県の登録有形文化財にも指定されています。レトロな雰囲気の中で、岸田さんの作品がどのように映えるのか、ぜひご体感ください。

■イベント情報「鳥巣窯 岸田匡啓 個展」
・会期:2025月29日(火祝)~5月5日(月祝)
・時間:10:00~17:00 ※作家在廊予定
・場所:中町Casa2階
■最新情報は「鳥巣窯」岸田匡啓さんのInstagramをチェック!
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老舗茶屋「中川茶園」×御用窯「中野陶痴窯」

前編の最後は、やきもの巡りの足休めスポットをご紹介。唐津中央商店街の中で唯一、昭和の名残あるアーケードがある京町は、地元唐津っ子のお買い物の場です。その最東端にある「中川茶園」は、明治に創業した唐津の老舗茶屋。八女茶、煎茶、ほうじ茶を中心に取り扱い、茶菓子や茶道具などと共にお茶のある暮らしを提案しています。1階のカフェ「KARAE TABLE」でご提供するお得な「厳選ポットティー」シリーズで人気のほうじ茶も、中川茶園自家焙煎の茶葉です。
やきもん祭り期間中、中川茶園では唐津焼窯元「中野陶痴窯」とコラボした「暮らしのうつわとお茶の楽しみ」を開催。中川茶園がセレクトしてお届けするお抹茶を、唐津の銘菓「大原老舗」の季節の主菓子とともに、「中野陶痴窯」の器でいただけます。

「中野陶痴窯」は、安政年間に開業し、御用窯として唐津藩に認められた由緒ある老舗窯元です。御用窯とは、唐津藩や幕府への献上品として、藩が陶工・窯業を保護育成し、援助していた窯元のこと。中野陶痴窯は御用窯であった名残として、現在も窯印は旧唐津藩主・小笠原公の家紋である「三階菱(さんかいびし)」となっています。

今回の特別企画では、中野陶痴窯の器から、茶碗と菓子皿をお好みで選べます。茶の湯の世界で花開いた唐津焼の歴史に想いを馳せながら、ほっと一服。中川茶園のお隣では中野陶痴窯の個展が開催されているので、あわせてお愉しみいただけますよ。小休憩しながら唐津ならではのやきもの文化体験をどうぞ。
■イベント情報
・会期:2025年4月29日(火祝)~5月5日(月祝)
・時間:10:00~18:00
・場所:中川茶園
■最新情報は「中川茶園」のInstagram&「中野陶痴窯」のInstagramをチェック!
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いかがでしたか?ゴールデンウィークの期間中は、KARAEから徒歩圏内のまちなかスポットから、ちょっと足を延ばしてプチトリップを楽しめるスポットまで、唐津各所でやきものにまつわるイベントが開催されています。また、KARAEではGALLERY唐重特別展「十人十色の暮らしの器展」のほか、様々な視点から唐津のやきものカルチャーを感じられる様々な企画をご用意しています(詳細はこちら!)。やきものの伝統が息づく唐津で、アートな休日をどうぞ。

【KARAEにまつわるインスタグラムのご案内】
●唐津の魅力を伝える商業複合施設:KARAE @karae_karatsu
●ブティックホテル:HOTEL KARAE @hotel_karae_
●コンセプトショップ:KARAE SHOP @karae_shop
●カフェ&レストラン:KARAE TABLE @karae_table
●やきものギャラリー:GARALLY 唐重 @gallery_karae
●映画館:THEATER ENYA @theater_enya
●飲食店:たまとり @tamatori_karatsu
●飲食店:シャンリー唐津 @karae1xiangli
●シェアオフィス&レンタルスペース:MEME KARATSU @memekaratsu
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