KARAE1階にある映画館シアター・エンヤでは、9月2日(金)~9月4日(日)の3日間限定で公開される映画『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』のティーチイン付舞台挨拶の開催が決定しました。舞台挨拶は、上映予定の3日間全日程で行われます。本作は、タイやラオスの森で暮らす少数民族ムラブリ族の生活を世界で初めてカメラに収めることに成功したドキュメンタリー映画です。ゲストには、本作の監督を務めた金子遊さんと、現地コーディネーター・翻訳を務め作中にも出演する言語学者・伊藤雄馬さんが招かれます。
映画『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民 』のストーリー
タイ北部やラオス西部のゾミア(山岳地帯)で暮らし、400 人程度しかいない少数民族であるムラブリ族。バナナの葉と竹で寝屋をつくって野営し、平地民から姿を見られずに森のなかを遊動するムラブリ族の生活。タイ人は彼らを「黄色い葉の精霊」と呼んだ。本作は、6 ヶ国語を自由に話し、文字のないムラブリ語の語彙を収集する、言語学者・伊藤雄馬とともに足かけ2年、ムラブリ族を追ったドキュメンタリー映画である。伊藤はラオスで狩猟採集を続けるグループへの接触を試み、カメラは世界で初めて、ムラブリ族の謎めいた生活を 撮影することに成功する。今は村に住んでいるタイのムラブリ族の 1 人に、以前の森の生活を再現してもらうなど、消滅の危機にある貴重な姿をカメラに収めた。インドシナ半島の密林におけるサステナブルで、政府からも自由でアナーキーな生き方を見つめることで、文明社会で暮らす私たちにも、「真に重要なことは何か」が見えてくる。
■映画『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』公式HPはコチラ!
【ムラブリ族とは?】
タイ北部やラオス西部のゾミア(山岳地帯)で暮らし、400 人程度しかいない少数民族。最近まで男女とも裸に近い姿で、小動物や植物をとって食べる狩猟採集生活を送ってきた。まわりの民族にほとんど姿を見せず、森のなかを移動して暮らすノマド(遊動民)。1930 年代 に民族学者のベルナツィークが接触して著書『黄色い葉の精霊』で紹介し、欧米で知られることになった。
金子遊監督のプロフィール
映画監督、映像作家、フォークロア研究者。1974年生まれ。埼玉県出身。映像作家、批評家。慶応義塾大学環境情報学部卒業。
2008年に『ぬばたまの宇宙の闇に』(’08)で奈良前衛映画祭グランプリ受賞、翌2009年に『批評の奪還 松田政男論』にて映画芸術評論賞・佳作を受賞。
劇場公開映画に『ベオグラード 1999』(’09)『ムネオイズム』(’12)『インペリアル』(’14)。『映画になった男』(’18)は2022年3月より全国劇場公開。プロデュース作『ガーデンアパート』(’18) はロッテルダム国際映画祭、大阪アジアン映画祭で上映され全国劇場公開。本作『森のムラブリ』(’19)が長編ドキュメンタリー映画の5作目。
ドキュメンタリーマガジン neoneo 編集委員、東京ドキュメンタリー映画祭プログラム・ディレクターを務める。
伊藤雄馬さんのプロフィール
京都大学大学院文学研究科研究指導認定退学後、 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて日本学術振興会特別研究員(PD)。2018 年より、富山国際大学専任講師。
学部生時代から、タイ・ラオスを中心に現地に入り込み、 言語文化を調査研究している。ムラブリ語が母語の次に得意である。論文に「ムラブリ語の 文法スケッチ」(『地球研言語記述論集』)、”A Note on Terminology for Bamboo and its Use in the Mlabri, a Hunter-gatherer Group in Thailand”(『富山国際大学紀要 現代社会学部』)など。本作では、出演のほか現地コーディネーター、翻訳として携わっている。
■イベント情報
【日 時】
①9月2、3日(金、土)14:00の回上映終了後、ゲストによるティーチイン舞台挨拶予定
②9月4日(日)15:00の回上映終了後、ゲストによるティーチイン舞台挨拶予定
【ゲスト】金子遊監督(9月3、4日ご登壇)、伊藤雄馬さん (全日程ご登壇)
【料 金】一般1,800円、シニア(60歳以上)1,100円、3歳~大学生1,000円 ※シニア、学生は要証明書
【備 考】
・チケットは当日上映分のみ劇場窓口、WEBでご購入できます。
・新型コロナウイルス感染拡大の状況により、変更、中止になる可能性もございますので予めご了承ください。
・ご来場の際は、必ずマスクの着用をお願いします。
▼THEATER ENYA事務局
〒847-0045 佐賀県唐津市京町1783
TEL:0955-53-8064 FAX:0955-72-3288
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